「ピアノを習うと頭がよくなる」と以前、話題になりました。
教室のブログにも、そのことについて記事を書きましたので、ここに抜粋して掲載致します。
以前、明石家さんまさん司会の某テレビ番組で話題になったようですね。
脳科学者の澤口俊之さんが、こう発言されたそうです。
一番習い事としていいのはピアノです。
指を動かす。先を読む。暗記する。全て脳の働きを高める。
ピアノを習っている子は、頭がいい。さらに、ピアノを習うとキレにくくなる。
こんなデータがあるそうです。
ある年の東大合格者106人のアンケートで小学校時代にしていた習い事は、英会話、そろばんなどをしのぎピアノがダントツで一番という結果が出ている。
もちろん、東大合格者全員のアンケートではありませんし、東大に合格するような教育熱心なご家庭では、小さい頃からいろいろな習い事をされていると思いますので、その中にピアノが含まれていて当然、という見方もできますが。
ただ、ピアノを習うと、頭を使うということは確かだと思います。
「ピアノを弾く」という行為は、ただ指を動かしているだけではありません。
「ピアノを弾く」ということは
①目で見たもの(楽譜や鍵盤)を脳が判断して
②脳に指令を送って、指を動かし
③耳で間違っていないか判断する
という動作をすることです。
さらに、①の「目で見たもの・楽譜」についてですが、「楽譜を読む」ということは「何の音か読んでいる」だけではありません。
「何の音か?」という以外にも
•リズムは?何拍のばす?
•指使いは?
•両手を合わせるタイミングは?
•スラーやスタッカートにも注意
•♯や♭にも注意
•テンポは速い?遅い?
•強弱はどうつける?
•どんなタッチで、どんな音色で弾く?
•ペダルはどこで使う?
など、同時に気をつけることが沢山あります。
「ピアノを弾く」って複雑な作業なのです。なので、テレビを観るより、ピアノを弾く方が脳をたくさん働かせることができるのです。そのため「ピアノを習うと頭がよくなる」という意見があるのだと思います。
脳を働かせることはとてもよいことですが、私が思うに「ピアノを習うと、毎日コツコツと何かをする習慣が身につく」ということも大きいのではないでしょうか?
例えば、保育園や幼稚園の頃からピアノを習い、自宅での練習もきちんとできるお子さまは「毎日コツコツと続ける」ことが当たり前になっているため、小学校に入学してからも、学校の宿題が苦にならない場合が多いようです。
それほど長い時間でなくても
•ピアノの前に座って練習をする
•机に向かって勉強をする…同じことです。
最後にもうひとつ、こんなデータもあるそうです。
平成2年に、東京都の教育委員会が調査したデータで、音楽の習い事をしている子は、していない子に比べて小学校の生活態度がよい、という結果がでている。
以上、教室のブログから抜粋しました。
他のピアノの先生方も、沢山「ピアノを習うと頭がよくなる」について記事を書いていらっしゃいます。興味がおありの方は検索なさってみてください。